頭痛の種類と対処法 自律神経との相関性
- 当院は世田谷区を中心に東京横浜に出張で鍼灸、整体、マッサージをしています。
頭痛は特に女性に多いですが、対処法を間違えると逆効果になってしまいます。頭痛にはいくつか種類があり、自分はどのタイプの頭痛なのかを知っておく必要があります。それにより、対処法も変わるからです。
また危険なSOSの場合もあります。
目次
- ○ 頭痛の種類とは? 頭痛とは?
- ・危険な頭痛の種類
- ・緊張型頭痛と群発性頭痛
- ・偏頭痛と自律神経の関わり
- ○ 緊張型頭痛と群発性頭痛に対する基本処置法
- ○ 偏頭痛に対する基本処置と考え方
- ○ まとめ
頭痛の種類とは? 頭痛とは?
全国で頭痛に悩んでいる方はおよそ3000万人といわれております。
頭痛は日常で多く見られる症状であり、これらを解決することは多くの人の生活の質を上げることになると思います。
頭痛は大きくわけると3種類あります。
偏頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛これらが、いわゆる「頭痛持ち」の頭痛。専門的には機能性頭痛と呼ばれています。
頭の血管の収縮や拡大が引き金になるものや、心身のストレスによるものなど、原因は様々です。
今回はこの3種類の頭痛についてみていきましょう。
またとても危険なサインの頭痛もあるので、そこに関しては早めに病院にいくことをお勧めします。
治療が禁忌な頭痛に対してもまとめていきましょう。
この記事の信憑性としては様々な自律神経症状などからもくる頭痛患者さんも含め、頭痛は治療とご自身のちょっとした工夫やセルフケア生活習慣の改善で予防できることを経験から知っています。
なので、これは実際に臨床に立っている治療家の意見だからです。
危険な頭痛の種類
まずは危険な頭痛から見ましょう。
もしこれらの症状がある方は至急病院に行ってください。
1,くも膜下出血—頭をバットで殴られたような痛み、さらに、吐き気や嘔吐を伴う症状がでます。
2,髄膜炎—頭全体、特に後頭部が強く痛み、うなじが硬くなって、体を動かすと痛みが増します。そして、38~39℃の熱がでるような症状がでます。
3,脳腫瘍—頭全体や一部分の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、吐き気がないのに突然吐くような症状がでます。
4,脳出血—頭痛や吐き気にともなって手足がしびれて、感覚が鈍ったり、動かせなくなります。意識がぼんやりして、ろれつが回らないような症状がでます。
5,慢性硬膜下血腫—思い返すと1~2ヶ月前に頭を強く打った覚えがあり、頭痛のほかに手足の麻痺や尿失禁などがあるような症状がでます。
一つでも当てはまる方がいましたら、至急病院に行ってください。
緊張型頭痛と群発性頭痛
大多数の方々が悩んでいる頭痛は大きくわけてこの3種類になります。
1, 緊張型頭痛ー肩や首すじのこりとともに、頭が締め付けられるような痛みがでます。
毎日のようにおこる頭痛ですが、それほど強い痛みではなく、仕事や日常生活ができなくなるようなことはあまりないです。
精神的、肉体的、どちらのストレスも引き金となり多くの場合「頭に輪をはめてしめつけられるような」と表現される頭痛を起こします。
この頭痛は筋肉性によるものが多く、特に首の後ろや後頭部がだるい、痛いなどの症状も出やすいです。
2, 群発性頭痛ー激しい痛みが片側の目の奥に起こります。「目の奥をえぐられるような」・「柱に頭をぶつけたくなるような」と形容されるような激しい痛みが、片側の目の奥に起こるのが特徴です。涙が出て、目が充血し、鼻水がでるなどの症状を伴います。
多くの場合、年に1~2回、期間は1~2ヶ月、毎日のように激しい頭痛が繰り返し起こるケースもあります。
偏頭痛と自律神経の関わり
3, 偏頭痛ー頭の片側や両側がズキズキガンガン。吐き気を伴うような頭痛が一定の期間をおいて繰り返すものです。
月に1~2回、多いときには週に2~3回発作的に強い頭痛が起こります。
脈打つような痛みで、体を動かすと痛みがひどくなり、悪心・嘔吐をともなったり、音や光に敏感になります。
20~40代の女性に極めて多く見られるのが特徴です。
原因はまだあまり解明されていなく、遺伝的要因やストレスも大きいようです。
よく、気圧の変化で痛みが出てくると患者さんも言っていました。
雨や台風の日や前日は痛くなるようです。
最近の研究ではそれはその人の思い込みで起きているものだと、言う研究家もテレビでいます。
ホンマでっかでも、偏頭痛に気圧は関係ないと脳科学の澤口先生がおっしゃっておりました。
僕の経験からも偏頭痛で悩んでいる特にOLの方々はとても多く、肩凝りや眼精疲労とも併発しているケースも多々ありました。
これはいわゆる筋肉の緊張型頭痛と偏頭痛のダブルブッキングで両方の症状がでている人も多いです。
緊張型頭痛と群発性頭痛に対する基本処置法
それぞれの頭痛の対処法を解説します。
1,緊張型頭痛ーストレス解消を心がけましょう。
趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけるとよいです。
適度な運動を習慣にしましょう。
無理せず続けられる運動をできれば毎日行いましょう。背筋や腹筋を鍛える体操、肩や首の筋肉をリラックスさせる体操なども効果的です。よい姿勢を心がけることも大切です。
筋肉を収縮させないよう気配りをしましょう。
凝った部分を温シップやホットタオルで温めると血流改善になります。
ぬるめのお湯にゆっくりつかるなど、毎日の生活で凝りに気をつけましょう。
お湯には必ず首まで使ってください。半身浴はよくないです。
2, 群発性頭痛ー発作の原因となる行動を避けましょう。
症状が出る時期はアルコールを飲まないよにしましょう。
入浴後に痛みが起こる人は湯船につからず、シャワーを浴びましょう。
血管拡張薬を服用中の人は、医師に相談をして下さい。
発作時の痛みには100%濃度の酸素吸引が有効です。
偏頭痛に対する基本処置と考え方
偏頭痛が起こる予兆と前兆についてお伝えします。
予兆ー胃が気持ち悪い、空腹を感じる、眠気、むくみがあります。
前兆ーキラキラした光が見えたり、ものがだぶって見えたりもします。
偏頭痛の対処法とは?
1, 規則正しい生活を心がけましょう。
寝不足や寝過ぎをせず 、規則正しい食生活を心がけましょう。
チーズやワイン、薬などで片頭痛が起こる人はこれらを避けましょう。
2, ストレス解消を心がける
緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵です。
趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
それでも起きてしまうことは多々あります。
もし起きてしまったら?
1, 部屋を暗くして寝たり、痛む部分をアイスパックや氷で冷やします。
カフェインも効くのでコーヒーなどもおすすめです。(ただし、飲みすぎない様に)
飲み過ぎると逆に偏頭痛を引き起こします。
偏頭痛がある人は筋肉性の頭痛も併発しているケースが多く、鍼灸や整体、マッサージも有効ですが、アプローチを間違えると悪化するので正しい知識を持った治療院に見てもらいましょう。
まとめ
頭痛には非常に危ない頭痛、いわゆる鍼灸やマッサージ、整体が禁忌な頭痛があります。そういった場合はすぐに病院に行きましょう。
しかし、緊張型頭痛、群発性頭痛、偏頭痛には非常に鍼灸、マッサージ、整体が有効です。
偏頭痛に関しては血管拡張型なので、治療を間違えると悪化するので正しい知識の治療家にみてもらいましょう。
まゆか鍼灸院では自律神経の乱れからくる頭痛、そうでないこれら3種類の頭痛をしっかりと改善、治療することができます。
当院は世田谷区を中心に東京横浜と出張型の治療院です。
鍼灸、整体、マッサージをメインに慢性的な頭痛をしっかりと原因を見極めた上で治療し、治します。
是非頭痛でお悩みの方はご利用ください^_^