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カラダの歪み 歪むとどうなるのか? カラダの軸には二つある!?

いかにも自信なさげな猫背、肩こりや腰痛などのしつこい不調。もう長い付き合いだし、今更仕方ないや、と思っていませんか?それらは身体の歪み、軸が歪むことで起こっている不調かもしれません。歪みがなぜ起こっているのかを知れば、長い付き合いの不調も改善される可能性が高くなります。身体ももっと軽くなるでしょう。

目次

身体の軸とは何か?

カラダの軸とはなんですか?と聞かれてその問いに一言で答えるのは難しいかもしれません。
ヨガインストラクターはチャクラなどと言うかもしれないし、武道家は丹田と答えるかもしれません。
色々な分野でそれぞれの言い方があり、答えは一つでありません。

ここでは整形外科的考えの、カラダを横からみて、耳たぶ、首の骨、肩、背骨、股関節のやや後ろ、くるぶしの前を通り、足裏にいくルートを直立姿勢の重心線、これを軸とみなします。

そもそも人は生まれながらに正しい軸を持ち合わせていません。
私たち人類は昔は4足歩行でしたが、進化とともに2足歩行になり、脊柱のS字カーブを作り、身体への衝撃を減らす仕組みを作りました。

頚椎と呼ばれる首の骨7つが前弯して、胸椎と呼ばれる胸の後ろの骨が12つ後弯して、腰椎と呼ばれる腰の骨が5つあり、再び前弯してあります。
その下にも仙骨と呼ばれるものがありますが、背骨はこれらの骨で作られてます。

頚椎はとても可動域がよく、色々な方向に動きますが、骨が小さいのと、安定性があまりないです。
重い頭を直接支えているためです。
胸椎はそこそこ可動域があり、肋骨というカゴに守られて安定性はとてもいいです。
身体を前屈みになる動作は得意です。
捻る動作では15度ほど動きます。

腰を捻る動作に関しては、実際には厳密に言いますと、腰は動いてなく、骨盤と胸椎の捻りの補助を受け動いています。

いずれにしても、身体のS字カーブはこれらの骨で作られ、カラダを安定させています。

軸が歪むとどうなるのか?

例えば座った時に身体の歪みと最も関係が強いのは腰椎の上から3番目の骨です。
しっかりと座った時に身体のS字ができていれば、耳たぶと腰椎の3番が一直線に通ります。
しかし、猫背になっていると背骨はC字に歪みます。

ちなみに腰痛が歪みで起きている場合、殆どが腰椎4番か5番の骨の歪みによるものです。
それより上の骨は歪みづらいです。

また、呼吸と姿勢は連動しています。
正しい姿勢が取れれば呼吸もしっかり取れ、逆に呼吸が浅い、上手く出来ないのは姿勢の原因も多いです。
呼吸が乱れれば姿勢も崩れます。
また、横隔膜は本来黙っていても働きますが、その動きが悪くなると、肩や首に負担がきて、余計な負担から姿勢が崩れます。

つまり、姿勢が崩れると、呼吸、軸が乱れ、不眠や、肩こり、腰痛、自律神経症状など他にも様々な不調が出てきます。

S字カーブが保てないということは、こりや痛みの症状が出やすくなり、胸郭が硬くなれば、腕は上がりづらくなり、四十肩や五十肩の原因にもなります。

また脊柱の歪みは骨盤の歪みも起こし、股関節が硬くなり、歩幅も小さくなります。

見た目にも悪影響が出ます。
猫背な姿勢の人は自信がなさげに見え、仕事や人間関係でも不利になってしまうかもしれません。

骨盤の歪みともう一つの軸 足裏について

従来までは骨盤が後ろに傾くことで猫背になるとされていましたが、最近の研究では骨盤が前に傾くことで猫背になるとわかってきました。

仕組みとしては骨盤の前傾が強くなりすぎ、胸椎ごと後ろに傾いてしまい、バランスを保つために直立姿勢になり、猫背になるという仕組みです。

本来身体が持つ軸を保つ理由としての大きな理由は頭を守る為です。
頭を如何なる衝撃からも守るという、防御反応の為、そのためにはカラダはいかようにも、代償作用を起こします。

問題なのは無理な姿勢が続くことで、同じ場所に大きな負担がかかることです。

身体は脳から指令を受け、正確な姿勢を保つ為のプログラム信号を筋肉でうけます。
ところが、十分な情報がインプットされないことがあります。
地面とカラダの繋がりがとても大切で、足の裏の重心が偏っていることが原因の一つです。

もう一つの軸とは足裏です。
足の親指の付け根と小指の付け根、そして踵を結んだ3点のトライアングルの重心が足裏の重心です。
この重心の感覚情報を脳が読み取り、カラダを正しい姿勢に保つ指令を出します。
接地面がずれていると、脳がプログラムを変化させ、正しい姿勢を保てなくなります。
すると使わなくてよい筋肉を使い、筋肉が疲労し、骨を歪め、軸を歪める原因になります。

正しい姿勢を保つには赤ちゃんのもぞもぞ動きを見習いましょう!

いつも正しい姿勢を保つ為の努力をしている方もいるかと思います。
その努力はとても素晴らしいと思います。
しかし、一定の筋肉に負荷をかけない正しい姿勢がどんな時もOKというわけではありません。

長時間のデスクワークで無理に理想的な姿勢を矯正していることは筋肉に負担なのです。
例えば、おしりに梨状筋と呼ばれる筋肉があり、長時間座っているとその部分の血流が悪くなり、坐骨神経痛の要因や腰痛の要因になったりします。
そこまでいかなくても腰にダルさを感じる人は多いです。

どんな筋肉でも収縮と弛緩を繰り返すことが何より大事です。
正しい姿勢でも長時間では、かえって軸を崩す原因になります。
座ってる時にモゾモゾ動いたり、トイレに行ったりなどで定期的に筋肉を動かすことがとても大切です。

まとめ

1, カラダの軸とは頚椎、胸椎、腰椎の骨がバランスよく噛み合い、S字カーブを作り、頭への衝撃を減らす為に人間が進化した際にできたもの。

2, 軸が歪むと、カラダの様々な不調が出る。
自律神経も乱れ、呼吸も乱れる。
こりや痛みがでやすい。

3, もう一つの軸は足裏であり、足裏のトライアングルに重心のかけられれば、姿勢の軸は整いやすい。

4, どんなにいい姿勢でもやりすぎはよくない。
筋肉は収縮と弛緩を繰り返す動作をすると、疲労が溜まりにくく、歪み防止に繋がる。

カラダの軸については解説できましたが、改善策などは詳しくお伝え出来なかったので次回お伝えさせて頂きます^_^

まゆか鍼灸院ではカラダの歪みを治し、正しい姿勢の為のアドバイス、セルフケア指導もさせて頂いておりますので、カラダの歪みが気になる方は是非相談して下さい^_^

最大手福利厚生倶楽部と業務提携しており、企業様オフィスやご自宅、旅先ホテルで気軽に治療や美容鍼を受けて下さい。

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