セキへの鍼灸マッサージ効果 セキを止めるツボマッサージ
- 世田谷区を中心に都内横浜で出張で鍼灸や美容鍼、整体マッサージをしています。咳へのアプローチとして鍼灸マッサージの仕方、また、セキを自分で止めるツボマッサージをご紹介します。効果がある人だとその日の内に止まったりします。喘息やアレルギーで悩んでる人も一度試してください。
目次
- ○ マッサージ鍼灸がダメなセキのタイプ
- ○ セキは東洋医学的にみてマッサージ、鍼灸治療をすると良くなる
- ・セキに効くマッサージと鍼灸治療のアプローチ法
- ○ 自分でできるツボマッサージ セキを止める方法
- ○ まとめ
マッサージ鍼灸がダメなセキのタイプ
セキとは、“気道内の分泌物や侵入した異物の排除を目的とした生理的防御反射”と定義されています。
また、痰を伴うセキと痰を伴わないセキにわけられます。
呼吸器の症状として、出るものが多いですが、それ以外の原因で起こるものもあり、注意が必要です。
先にこれらをお伝えします。
マッサージ、鍼灸の適応外となるもの
1、原因不明な高熱(肺の感染症の疑いがあります。)
2、痰に血が混ざる、血を吐き出す。
(肺がん、気管支拡張症、結核の疑いがあります。)
3、大量の痰(気管支拡張症の疑いがあります。)
4、胸の痛みを伴う場合。(気胸、胸膜炎の可能性があります。
5、呼吸困難(肺気腫、心臓喘息の疑いがあります。)
また、肺がんや肺結核などは初期症状として、乾燥したようなセキのみしかみられないこともあり、注意が必要です。
マッサージや鍼灸で症状が改善されるタイプ
主に風邪症状が原因で起こるセキが適応となる場合が多いです。
アレルギー性鼻炎や、アレルギー性気管支喘息によるセキ、気管支炎などによる、湿分を含んだセキも程度により、マッサージ、鍼灸の適応となります。
セキは東洋医学的にみてマッサージ、鍼灸治療をすると良くなる
東洋医学的にまずはセキを見ていきます。
セキへのマッサージ、鍼灸治療は東洋医学的に見る必要があるからです。
多くの方が病院に行き、風邪薬や、咳き止めをお医者さんから頂き、その場しのぎの対処治療をされるのがほとんどですが、東洋医学的にマッサージ、鍼灸をすると、根本から原因が取れ、短期間で治癒するケースが多いです。
東洋医学的にみると
外からの邪気の影響でなるセキと、カラダの内側のバランスが崩れ起こる2つのパターンに別れます。
外からの邪気とは空気、生活環境、アレルギー、食べ物、ホコリなど色々とあげられます。
それらが肺の機能、または肺自体に悪影響を及ぼして、セキがおこる場合です。
内からの影響でおこる場合は大きくわけて3つに別れます。
1、脾臓が機能低下すると、湿分がカラダに溜まります。
すると肺の気の流れが逆流を起こし、セキや痰がでます。
2、ストレスなどで肝臓の機能が過剰になると、熱が発生し、それが肺の潤いをなくし、気の流れが悪くなります。
すると、セキがでます。
3、肺と腎臓の機能低下によるものです。
肺がなんらかの理由で乾燥し、肺の潤いがなくなり、するとその影響が腎臓にでて、腎臓の水を回す機能が落ち、ますますカラダの潤いがなくなり、乾燥性のセキがでます。
セキに効くマッサージと鍼灸治療のアプローチ法
東洋医学でみると、セキに対する治療では肺と腎臓、この二つの臓器をメインに調整していきます。
詳しくはまた別の機会にお伝えしますが、「経絡」と呼ばれる、気の流れ道が臓器につながっていて、それらを調整すると、セキが止まるという感じです。
使う経絡は「手の太陰肺経と足の少陰腎系」と呼ばれる2つの経絡です。
下記を参考にされると少しはイメージつくかもしれません。
ですが、覚える必要は全くないので大丈夫です^_^
この2つの経絡をマッサージや鍼灸で調整するのですが、それ以外にも首周りだったり、頭、足首、腕、腰などにマッサージ、鍼灸をして治療していきます。
セキのタイプを鑑別する為に、舌を見たり、脈を見たりもします。
またセキに痰が絡む場合はカラダの中の熱の状態も見ます。
多くの場合痰が絡むセキは熱がカラダの中にあり、それらを取り除く必要があります。
また、タンがないセキは乾燥が原因で水分の足りてない状態または、カラダに冷えがある状態が多いです。
他にも不眠や膝に違和感があったり、チカラが入らない、寝てる時にカラダの手足だけが暑いなどの症状がでている場合もあり、セキといっても、沢山の種類に分けられます。
自分でできるツボマッサージ セキを止める方法
私自身が、これまで沢山のセキの患者さんにセルフケアとしてお伝えしてきて、もっとも効果の高かったものを今回はご紹介します。
もちろん個人差があり、治療なしのツボのマッサージだけでどれだけ効果があるかは、はっきりお伝えできませんが、決して無駄にはならないと思います。
もしトライして悪化する場合は直ちにやめてください。
これは私が長野式とキーコスタイルと呼ばれる、東洋医学治療で実際に組み合わせるツボなのですが、マッサージでも効果は期待できます。
それではツボと場所のご紹介をします。
1, 太渓(たいけい)と尺沢(しゃくたく)のコンボ
2, 胸の真ん中の骨のあたりのマッサージ
3, 腕のマッサージ 特に日焼けしない側のマッサージです。
優先順位としては1が最も重要で、2,3は1をマッサージして効かない場合にマッサージしてください。
何故この組み合わせなのかは先程の経絡の話しになり、ややこしくなる為、割愛します。
ツボの場所は詳しくは下記を参考にしてください。
たいけいは足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみです。
しゃくたくは腕を90度に曲げた時にできる線の真ん中よりやや外側のあたりです。
肘の前側といえばわかりやすいでしょうか。
やり方は簡単です。
そのあたりはマッサージして少しグリグリしてください。
あまり強すぎず、痛気持ちいい位でいいですが、弱すぎると効果がないです。
まとめ
普通の考えると、咳にマッサージや鍼灸が効くの?と疑問に思われる方のが多いと思います。
しかし、西洋医学が見逃してきたものを東洋医学ではできるし、お互いにいいとこ取りをしていくのが1番いいのかなと思っています。
病院にいって咳き止めや風邪薬などをもらうのも悪いことではありません。
症状が緩和されるのですから、苦しみが和らぎます。
しかし、マッサージや鍼灸でもそれは可能だし、薬と違って副作用は基本的にありません。
また原因を根本的に治療できます。
病院でもらう多くの薬には、風邪やセキそのものを治すというよりは症状を抑え込むといったものになり、何故それが起こっているのか、原因までのアプローチにはなっていない場合がほとんどでしょう。
また、マッサージや鍼灸は肝臓や腎臓に負担がかかることもないです。
特に鍼は外からのワクチンです。
また、鍼が怖い方でも、マッサージで激しいセキが改善された方も、勿論います。
是非、セキが酷い場合はまゆか鍼灸マッサージ院も選択肢に入れてみてください^_^
役に立てる情報をこれからも発信していきます。
よろしくお願いします。
世田谷区を中心に都内横浜で出張で鍼灸や美容鍼、マッサージをしています。