鍼灸マッサージ 東洋医学と西洋医学の違い 疲れ
世田谷区を中心に都内横浜で鍼灸や美容鍼、出張マッサージをしてます。東洋医学(主に鍼灸やマッサージ)と西洋医学は違います。アプローチの仕方や考え方を今回は「疲労」、疲れを例に具体的に説明しています。また、女性の冷えにも体質に対してのアプローチは違うので、それらの具体例もあげました。
目次
- ○ 放置した疲れはとても危険な状態
- ○ 女性の天敵、冷えを例に体質別の対処法
- ○ なぜ名医でも疲れを癒せないのか?
- ○ 勉強熱心な医師ほど東洋医学を勉強してます
- ○ 東洋医学でいう疲れとは何か? 「気」とはなにか?
放置した疲れはとても危険な状態
疲れの放置は想像以上に人生のリスクになります。
仕事面でも健康的でもです。
以下のような症状が出ている人は隠れ疲労もあり、かなり疲れが溜まっている状態です。
1, 目が乾燥する。夕方になると特に目がかすんだり、疲れる。
2, 口がやけに乾く、口臭が気になる。
3, 食事後に胃もたれや腹痛が頻繁に起こる。
4, 何もしてないのにドキドキしたり、汗が出たりする。
5, アレルギー症状が出やすくなる。花粉症が悪化する。喘息が出やすくなる。
6, 眠りが浅くなる。朝目が覚めたときから、信じられない位カラダがだるい。
7, 血圧が高くなった。
8, 呼吸が浅く早い。
9, 肝機能が、低下する(お酒に弱くなる、食欲不振)
10, 肌のターンオーバーが低下する。肌の乾燥、たるみがおこる。
これらの症状がある場合はかなり疲れが溜まっている状態です。
これらの不調をとるためには長く休みを取ることを大切にするのではなく、いい休みをとることが非常に大事になってきます。
また疲れは体質別にわかれ、それぞれ自分にあった処置をしないとかえって疲れがましてしまう場合もあります。
体質とはその人個人が、持ってる個性のことです。
また、生まれながらにして持っている自分の特性に、生活習慣や環境がかけ合わさったものでもあります。
東洋医学ではこれらの考えを大切にしています。
女性の天敵、冷えを例に体質別の対処法
体質について少し具体的にまずは話します。
例えば、女性の冷えについて考えてみましょう。
世間的にオススメされているのはレッグウォーマーや生姜紅茶などです。
しかし、実際にこれで解消されるかといったら、される人とされない人がいます。
そんなときに東洋医学では冷えのカラダのタイプから体質を割り出して、個別に対応します。
手足が冷えていて、冷たいドリンクを飲むと、お腹を壊すと悩む人には?
胃腸が弱く、栄養状態が万全にならない体質です。
この場合は葛湯を飲んでみるとよいです。
冷えのぼせ(上半身は暑いのに、下半身は冷たい)があり、仕事をすると、肩凝り、眼精疲労、頭痛に悩む方は?
交感神経が働きやすく、筋肉が緊張しやすい体質です。
ガムを噛んでみるといいでしょう。
首筋から背中が寒くて、風邪を引きやすい方は?
呼吸が浅く、代謝が上がらない体質です。
カラオケなどで熱唱するといいでしょう。
下半身が特に冷えている。特に冬になると冷えが気になる方は?
腎臓の血流が悪く、水分代謝が滞っています。
味噌汁を飲むと良いでしょう。
今回は理由については省きますが、試してみると効果を実感できると思います。
このように冷えのメカニズムは体質によっても全く違います。
東洋医学視点では症状は「体質の偏り」として見ます。
また症状の改善よりも、症状を引き起こしてしまったアンバランスを整えることに重点をおいています。
なぜ名医でも疲れを癒せないのか?
一般的な病院(東洋医学的でない)において、2時間も待たさせれてるのに、10分も見てもらえない。
ゆっくり話しを聞いてもらえず、薬をすぐに処方されるだけ、というような不安を抱える患者さんも少なくありません。
しかし、これは大勢の患者さんをみないといけない、西洋医学のシステム上仕方ないです。
むしろ、診察時間の短い=医師の手際がいい、腕がいい。
待ち時間が長い=その病院を頼りにしている患者さんが多いという証拠です。
いい病院の可能性が高いです。
病院は手際よく行なって、処置をしたり薬を出す場所です。
なので、検査によって診断が済むのであれば、患者さんの悩みにゆっくりと耳を傾ける必要は、本来はないのです。
このように東洋医学と西洋医学ではそれぞれの得意分野が違うからこそ、上手に使い分けるといいと思います。
多くの方は「不調になったらまずは病院へ。それでも治らなかったら東洋医学も視野に入れる」と考えてる人が多いですが、それぞれの特徴をみると違います。
まずは東洋医学で軽度の問題を解決し、それでも残った深刻な問題を西洋医学で断ち切るのが、本来の特徴をいかしたやり方です。
最近では厚生労働省もこのことに気づき、西洋医学と東洋医学を上手に併用する「統合医療」を勧めるプロモーションも始めました。
「疲れ」も西洋医学や一般の病院の検査では原因が特定できません。
ましてや薬を飲めば解決するというものではありません。
だからこそ、鍼灸やマッサージをする、東洋医学の番なのです。
勉強熱心な医師ほど東洋医学を勉強してます
医療の進歩は目覚ましく、数多くの病気が治療できるようになりました。
反面、西洋医学では解決できない症状も増えている、という困った状況でもあります。
だからこそ、実際に現場に立っている医師の方が特に注目しているのが、東洋医学です。
西洋医学との融合を目指して、この分野の授業を増やす医科大学も増えてきました。
アメリカでは、すでに、陸、海、空、海兵隊を含む、全軍で、鍼灸を正式に導入しています。
また、オバマ前大統領が実施した、医療制度「オバマケア」により、一般の方の鍼灸受療率が高く上がりました。
今後日本でも、更に東洋医学が注目されていくでしょう。
よく耳にするキーワードの解説も少しします。
不定愁訴、自律神経失調症とは?
いわゆる、なんとなくの不調、肩凝りなども含みます。
症候群とは?
原因もメカニズムも解明できずに基本的な治療が定められていないもの。
慢性疲労症候群とは?
一言でいうと、「疲れ」です。
症候群であり、人によって状態が大きく違うので、病院では解決法が示されていないことが多い。
東洋医学でいう疲れとは何か? 「気」とはなにか?
疲れとはなんなのでしょうか?
ここでは東洋医学でいう疲れについて解説します。
疲れが溜まると、心身がどんより重くなります。
動きづらくなるのは、カラダの新陳代謝が下がっているからです。
つまり、エネルギーの伝達や、血液やリンパの流れがうまくいかなくなり、代謝したことで、生まれた不要物がカラダから排出されにくい状態になっています。
東洋医学では疲れが溜まることを「流れが滞る」という言葉で表現します。
次に「気」という概念についてお伝えします。
気をエネルギーという人もいます。
または、代謝によって、体内がスムーズに流動していることを考えます。
気が流れていれば、疲労により、生じた疲労物質も綺麗に解消されます。
疲れやすい=気の流れが悪いの裏返しです。
例えば、単純な肩凝りで考えてみましょう。
乳酸などの不要物が筋肉の中で滞ることで起こります。
解消するには、再び血流を盛んにすることが大切です。
そこで東洋医学では鍼灸やマッサージを使い、筋肉を柔らかくしたり、血流の流れをよくしたり、血流を良い状態に戻すという、変化を起こさせます。
肩凝りは気の「停滞」が生み出した疲労を、その原因に対して、適切な刺激によって流れをつくり、解消させる典型的なものだといえます。
今回はこれで終わります。
世田谷区を中心に都内や横浜で美容鍼や鍼灸、出張マッサージをオフィスや企業様、ご自宅でしています。
手軽に出張マッサージも受けてみてください。