腰痛と膝の痛みに共通する筋肉と原因 対処法
腰痛と膝の痛みではとても共通点があり、実は同じ場所が原因で、痛みがでているケースがあります。膝と腰の繋がりはとても密接です。今回は膝の痛みと腰痛に共通する原因と場所、セルフケア、対処法、正しい考え方に関して、発信しました。膝の痛みと腰痛に悩まされている方は、是非参考にしてください。
目次
- ○ 腰痛と膝の痛みが同時に出ている時に考えられる原因2-1
- ・腰痛と膝の痛みが同時に出ている時に考えられる原因2-2
- ○ 腰痛と膝の痛みに対する考え方
- ○ 大臀筋と大腿筋膜張筋、腸脛靭帯を自分でケアする方法
- ○ まとめ
腰痛と膝の痛みが同時に出ている時に考えられる原因2-1
腰痛または膝の痛みで、悩まれている方は非常に多いです。
割合的には女性の方が多く、それは女性ホルモンと関係していたり、主婦でまだ小さいお子さんの抱っこや家事、または仕事をしている女性、閉経後の女性、高齢者に多くみられます。
今回は腰痛または、膝の痛み、または膝と腰、共に痛い人向けの内容となっております。
自分でできる対処法もお伝えしていますので是非参考にして、ご自身でも試してみてください。
さっそくですが、本題に入ります。
まず初めに、膝の痛みと腰の痛みが同時に起こっている場合に最も痛みの原因となる確率が高いのは「大臀筋」と「膝からお尻までの太ももの外側の部分」です。
これらの場所は下記も参考にされてください。
何故そう言えるのか?
大臀筋はお尻の筋肉であり、骨盤の土台ともなる、仙骨と呼ばれる骨と太ももの大腿骨の外側のでっぱりの骨まで伸びています。
また、お尻のカタチを形成する最も大きな筋肉で、この筋肉の具合で垂れ尻になったり、アフリートのような引き締まったお尻になったり、します。
プリッとしたお尻にしたい方はこの筋肉はとても重要です。
また、腰から出ている神経の中に坐骨神経と呼ばれる神経があり、この神経はいわゆる坐骨神経痛だったりと足の痺れ痛みの原因にもなるものです。
その神経がお尻の筋肉、大臀筋などが硬くなったりすると圧迫され、神経が刺激され、痛みや痺れを引き起こします。
腰痛と膝の痛みが同時に出ている時に考えられる原因2-2
大臀筋について
大臀筋は骨盤のいわゆる皆さんが気にする歪みなどともとても関係が強いです。
また、大臀筋が硬くなっていることにより、股関節がうまく使えなくなり、結果として、膝や足首に負担がかかったりもします。
お尻の中でも大きな割合をしめる、大臀筋が硬くなることで、足先への血流も悪くなり、足が冷えたり、浮腫んだりもします。
次に膝からお尻までの太ももの外側の筋肉についてです。
太ももの外側にはいくつか筋肉や靭帯があります。
中でも重要なのが、腸脛靭帯と大腿筋膜張筋と呼ばれる場所です。
詳しくは下記を参考にしてみてください。
まずは腸脛靭帯ですが、これは靭帯ですが、とても大きく、膝の痛みや腰の痛みと、とても関係の強い場所になります。
東洋医学的にも、ツボとして腰や膝に効く場所がありますし、膝と骨盤に繋がりがあることから、腰と膝に強く影響を及ぼします。
次に大腿筋膜張筋です。
この筋肉は特に腰痛の人は大体の方がマッサージを受けたり、鍼灸をすると響いたり、痛い場所でもあります。
膝とも繋がりがあるのは、股関節の動きにこの大腿筋膜張筋は関与することから、股関節の動きが悪くなると、膝関節の動きも制限され、悪影響が出るからです。
腰痛と膝の痛みに対する考え方
腰痛について
腰痛とは85%が不定愁訴と呼ばれる、原因のわからないものが殆どです。
残りの15%がいわゆる、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症と呼ばれる、名前のつくものとなります。
鍼灸やマッサージの適応となるのは主に85%の不定愁訴のものになりますが、ヘルニアや脊柱管狭窄症も、症状を改善、軽減させることは十分に可能です。
また、病院などでヘルニアや脊柱管狭窄症と診断がついても、実際に、骨や神経が原因でなっている場合だけでなく、その他の原因で痛みや痺れが出ているケースもあります。
そのため、ヘルニアや脊柱管狭窄症などと、診断がついていたとしても、鍼灸やマッサージで症状の改善、軽減だけでなく、治ってしまうケースもあるのです。
本当の痛みや痺れの原因がヘルニアや脊柱管狭窄症などの場合は鍼灸やマッサージで治ることはありません。
オペなどの外科的処置も必要になるでしょう。
腰痛に関しては下記も参考にしてください。
膝の痛みについて
膝の痛みで代表されるのが、閉経後の女性に多い変形性膝関節症、成長痛、運動での怪我などが主に多いです。
また、それ以外の膝の痛みも含めて言えることは、膝の痛みは関節包内に原因があると思われる方が非常に多いです。
しかし、実際の臨床では関節包外に問題があることも多く、鍼灸やマッサージで十分に改善や軽減ができます。
関節包とは関節を包む膜のようなもので、その中には滑液と呼ばれる、関節の潤滑油のようなものが含まれています。
この関節包の内側と外側どちらに問題があるかでも、治療内容は変わってきます。
また、膝の痛みに関してはホルモン、日頃の体重バランス、股関節や足首の固さ、お尻の筋肉の固さ、ふくらはぎやハムストリングス、太ももなどと、膝そのものに問題があるケースはそれほど多くなく、それ以外が原因で膝が痛くなっているケースがとても多いです。
大臀筋と大腿筋膜張筋、腸脛靭帯を自分でケアする方法
これらの筋肉をケアする方法は主に二つだと考えています。
1, ストレッチ
2, 日頃の意識、セルフケア
だと考えます。
1, のストレッチに関しては恐らくこの大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯と調べれば沢山、ストレッチが出てくると思います。
それを参考にするのもよいと思います。
なので、簡単なストレッチのポイントをお伝えします。
ポイントはしっかりとその筋肉を伸ばしていると意識することと、呼吸は特に吐く方を意識して、ゆっくりと20-30秒ほどストレッチをすることです。
反動や勢いをつけてのストレッチは、怪我の原因となる為、おすすめしません。
ストレッチは痛気持ちいいくらいのところで止めて、しっかりと筋肉に意識を向けましょう。
何か作業をしながら、適当にやっても筋肉は伸びきらないため、ストレッチはやるならきっちりと行いましょう。
中途半端なストレッチでは、やらない方がいいかもしれません。
2,は体重バランスについては、正直自分だと分からないと思うので、治療院や鍼灸マッサージ院などに行き、まずは自分のカラダの歪みやバランスをしっかりとみてもらいましょう。
自分で矯正可能なレベルなら、セルフケアでもいいと思いますが、そのレベルではない方は一度、専門家のところに行くことをおすすめします。
セルフケアについては自宅でテニスボールなどを使って、お尻の大臀筋に当てたり、足の外側のエリアにボールでゴリゴリしても良いです。
また、ストレッチポールなどで、ゆらぎを与えるような、ボールとは違った刺激を与えるのもいいでしょう。
あまり、深く考えずに、大体の場所で大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯を刺激するだけでもいいと思います。
まとめ
1, 腰と痛みと膝の痛みには共通の原因がある、
腰と膝は繋がっている。
2, 腰と膝の痛みに関連する、最も原因が多い場所は、大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯である。
3, 腰や膝が痛い人はまずはこの筋肉へのアプローチを意識して、セルフケアやストレッチを行いましょう。
4, 長年悩んでる人は、一度鍼灸マッサージ院や治療院などでしっかりとみてもらいましょう。
まゆか鍼灸マッサージ院は、世田谷区を中心に都内、横浜で出張で鍼灸、美容鍼、整体やマッサージ、ストレッチ指導を行なっております。
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